飴と鞭は信頼関係が大事?小学2年生までに学習習慣を定着化させる方法と心掛けるべき親の対応を考える

Z会

我が家では、小学三年生の息子に通信教育のZ会をやらせてきました。

就学前からZ会をしていますが、なかなか計画通りに進めることができずにいました。

このまま続けても、課題が溜まっていって、ついにはやめる羽目になりそうだなぁ…って、思ってました。

んで、息子にも理由を聞いてみたら、やり方が悪かったということに気がついたのです。

小学二年生の頃の話ですが、大事なことなので覚え書きしときます。

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デスマーチになってた勉強方法にやる気が出ないのは当然です!

これまでは、やる気のありそうな日は出来るだけ沢山やる。

気持ちが乗らない日は「まぁしょうがないか。私もそうだったし…。」とやらなくても、どこかで盛り返せば良いと思ってきました。

でも、よく考えると「まぁしょうがないか。私もそうだったし…。」って、先延ばししながら、できるときにまとめてやれば良い。

と思ってたから、教材が溜まっていって、挙げ句のはてにはやめてしまうことになったんだと気がつきました。

そこで、息子にZ会が好きか聞いてみたら、はっきりと「キライ」と…。

まぁそうですよね。

でも、理由を聞くと「やっても、やっても、ドンドン増えていって、終わりがわかんないから、イヤだ…。」と( ̄□ ̄;)!!

そう、出来る時ににやればいいやって思ってたから、やり始めたら親側に欲が出て、ドンドン課題を追加していっていたのです。

子供にしてみたら、やってもやっても終わんない。ドンドン増えていく終わりの見えないデスマーチに感じるのですから、やる気が起きないのもうなづけます。

教材をフル活用してみたら解決したよ

そこで、いつも見向きもしなかった教材に入っているスケジュール表を使って、1ヶ月の予定を立て、そこに書かれたその日までの教材以上のものはやらなくて良い。と約束をしました。

お互い納得して約束を守ると見事に日々Z会をやるようになったのです。

もちろん、急な予定や体調などでできない日もありますが、そんな時は予備日で挽回することができるので、本人もゆとりをもって取り組めるようになったのです。

なぜ、これまで「がくしゅうカレンダー」を使わなかったのか、後悔しかありません。

成功のメソッドとして提供されているものを活用せず、通信教育で失敗してきた自分のやり方を取ってしまっては、同じ過ちを繰り返すだけなのに…。

でも、早めに対処できて良かったです。

提供されている教材には意味があり、大事なものだということがやっと理解できたのですから。

進捗がわかるようにしたのも良かったかも!

カレンダーに勉強する箇所を見える化すると、日々やる分量はそれほど多くないことに気づかせることが出来ました。

これに加え、やったとこまでシールを貼ることでゴールに近づいているというモチベーションアップに繋がっていったようです。

この方法を取ってからは、自ら『先取り』をしてみたり、遅れが出たら『後取り』と勝手に言葉を作って挽回に励んだりしてましたね。

週末遊びに行く予定があれば、『先取り』しておくとか、調子が悪いときは『後取り』すれば良いとか、かなり心に余裕ができたようです。

自分がどの位置にいて、どれだけやればゴールなのかが見えたのが、良かったみたいです。

親の気持ちでやる量をその時々で決められたら、不安な気持ちのまま勉強することになるし、辛いでしょうから、絶対にやめた方が良いと思います。

さらに報酬も付けたら効果覿面

この方法は賛否両論だと思いますが『目的を達成したら◯◯してあげる!』と約束するとやる気が俄然アップします。

例えば、次のような約束をカレンダーで計画する際に約束するのです。

  • 計画通り勉強したら、x日発売の新作ゲームを買ってあげる。
  • 計画通りやった次の月は、おこづかいx円アップ。
  • 計画通りやったら、◯◯に連れて行ってあげる。

とか!

しかも、約束した内容をカレンダーにきちんと書きこんでおくと、より効果的です。

カレンダーに書きこんでおくことで、心が折れかけた時の奮発材料に繋げられるのです。

ただし、これには絶対に守るべきことがあります。それは次の二つ。

①計画通り(約束通り)できなければ、絶対に褒美を与えてはならない

この報酬メソッドは『達成すれば与えられる』というルールを厳格化し、維持しなければならないのです。

目的は、各月の課題を完了させること。そして、勉強の習慣を付けさせること。だと思います。

なので、この目的が達成できない言い訳や交渉には応じてはいけないのです。

たとえどんな理由があったとしても、その月の課題を完遂せず「◯◯だったから仕方ないじゃん。今回はおまけで、約束の期日に◯◯を買って!」とかの交渉(言い訳)に応じては、こちら側の目的も達成できませんからね。

そして、言い訳や交渉すれば目的が達成できると知ってしまうと次も楽な方法を取ろうします。

勉強の習慣化と完遂が達成できなければ、報酬は得られないというルールを厳格化し、実行できないとこの報酬メソッドは、崩壊してしまうので、はじめからやらない方がマシです。

やるからには強い気持ちで挑んでください。

②計画通り(約束通り)できたら、約束通りの褒美を必ず与える。

きちんと課題がクリアできたのに期待した報酬が与えられなかったら、とても残念な気持ちになりますよね。

頑張って約束守ったのに、相手は約束守ってくれなかった。

という経験があると信頼関係が崩れてしまい、次回以降約束しても『どうせ、なんだかんだ言って約束守ってくれないんでしょ』となってしまいます。

これが繰り返されると課題をやりきるモチベーション低下に繋がってしまいかねません。

約束する際は、必ず実行可能な内容で、お互いの認識を合わせておくことが大事です。

『思ってたのと違う…。』というのも『頑張ってやったのに…。』という残念な気持ちになってしまいます。

子供が期待通り頑張ったのなら、親は子供の期待通りに答えないといけないのです。

なので、子供が期待する報酬についても正しく理解しておかなければなりません。

間違っても親の勝手な解釈で子供の期待と異なるものにすり替えないようにしましょう!

これが守られないと報酬メソッドは破綻してしまいますよ。

リスケやリカバー等の交渉と実行次第で、報酬ゲットはありかも?

計画からは遅れたけど

『挽回して課題をクリアしたら、◯◯買ってくれる?』

『楽しみにしていたイベントに参加した後、きちんと後取りする』

等の代替案で交渉してきたら、場合によっては妥協しても良いと思います。

こちらがわの目的は、課題をクリアしてもらうことであり、勉強の習慣を身に付けることですから。

期日に間に合わなければ、報酬は与えられないとなると残ってしまった課題をやらずに終わってしまう可能性もありますから…。

何もせずに報酬だけいただくのではなく、リスケしてリカバーすれば良いということも身につけていってもらいたいスキルの1つですからね。

これも勉強だと思って、交渉を楽しんでも良いと思います。

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