寒い日が続いている2019年2月のある日、我が家は豪雪地帯で有名な新潟県の南魚沼市へ行って来ました。
なぜこの寒い時期に関東から新潟まで、わざわざ行ったかというと息子が学校で見た雑誌の記事がきっかけなのです。
ちゃぐりんって雑誌を知ってますか?
JA(農協)が発行している子供向け雑誌『ちゃぐりん』って知ってます?
息子が通う小学校の教室においてあった雑誌とのことで、調べてみました。
ちゃぐりんとは?
【ちゃぐりん】とは「いのち・自然・食べ物・農業の大切さ」を強く訴えるとともに、地域やJAをはじめ広く「次世代対策」に貢献する子ども雑誌
ちなみに【ちゃぐりん】とは、Child(子ども)、Agriculture(農業)、Green(みどり・自然)を合成した言葉。
この【ちゃぐりん】って雑誌は知りませんでしたが、30年も続いている雑誌で、何度か名前が変わってきていたようです。
もしかしたら子供の頃に見ていたかもしれませんが、全く思い出せません。
息子が興味を持った記事とは?
今回、この雑誌のある記事に息子が興味を持ったことを発端に新潟旅行となりました。
その興味を持った記事の内容は【雪クーラー】を紹介しているものだったようです。
冬の間にたくさんの雪をためておいて、夏の暑い時期にためておいた雪の冷気で室内の温度を下げるというもの。勿論夏場だけでなく、一年中一定の温度を保つことができるものらしいのです。
電気代がかからない!ってことで、とても関心を持ったようです(基本的にタダに弱い家系なので…)。
昭和初期では、氷を買って冷蔵庫に入れ、庫内を冷やしていたと聞きます。
しかし、過去の事実を知らない息子にとっては、かえって斬新で画期的な方法だと思ったと同時に、実際にそんなことが可能なのか?と半信半疑でもあったようです。
せっかく興味を持ち、疑問が生まれたのなら、実際に確かめに行くのが1番ということで、雪深い真冬の新潟まで行ってくることにしました。
パパさんもテンション上がる雪クーラー見学♪
今回見学に訪れたのは、新潟県南魚沼市にある日本酒で有名な『八海山』の酒蔵です。
こちらの酒蔵には巨大な雪室が建築されており、この雪室に貯めた雪で雪クーラーも稼働しているとのこと。
パパさんは良いお土産にありつけそうということで、息子よりもテンションが上がってきていたようです(笑)
見学の受付は現地のみ
雪室見学は、雪室の建物のなかで行われますが、この日は受付をして、約30分程度の待ち時間でした。
ちなみに事前予約は受け付けておらず、直接訪問してその時の状態で判断される仕組みです。
この雪室の建物はとても綺麗で、建築に興味がある人も訪れてみて良いかもしれませんね(以下の写真はHPのものです)。
いきなり目的の雪クーラーに出会ってしまった♪
この30分の待ちのあいだ、土産物を見ながら待つことにしました。
この土産物スペースは個室になっており、年間を通して一定の温度を保っているらしいのです。
ということは、今回求めていた雪クーラーにいきなり出会ってしまったということなのです。
酒蔵の土産物が置いてあるスペースでクーラー見つけてガッツポーズする小学生はほとんどいないと思います…。
が、目的達成なので、息子は大喜びしていました(笑)
目的は達成しましたが雪室も見学します
建家の入り口では雪室についての解説が写真にて行われます。
このあと、厳重な扉をくぐって雪室内部に入ります。
雪室の建屋に入ると外と変わらずひんやりとします。
それもそのはず、室内の気温は3.2℃とのこと。
この雪室内は、夏場も含め、年間2~5℃に保たれるらしいです。
なので、厳寒の冬場でもマイナスの気温になることもなく、一定の温度をキープできるのはよく考えられているなぁ…って思いました
通路を進むと巨大な空間に繋がっています。
まさに飛行機の整備場?って思うくらいのスペースですが、ここが雪をためておくスペース。
まさかの宿題w(゜o゜)w
今は2月。
残っている雪は昨年の2月に貯めておいた雪の残りで、約半分くらい減ってしまったそうです。
今残っている雪は、約500トンとのことで、毎年1,000トンの雪をためていることになります。
昨年の夏はとても暑かったにもかかわらず、これだけの雪が残っているのには驚きました。
これから、今年も雪を追加するらしいですが、毎年新しい雪に入れ換えるのではなく、減った分を追加していく方式とのこと。
なので、この雪の一番下は数年前の雪が残っていることになるそうです。
あまりの沢山の雪に圧倒されましたが、見に行って良かったと思います。
息子も、夏の暑い昼間にまた訪れて、涼を感じてみたいなぁ…って言ってたので、こちらは夏休みの宿題ですかね♪
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