6年生の夏休みが山場って、言いますよね・・・
6年生の夏休みが大事だといいますし、本当にそうだと思います。たがらこそどう過ごすか(過ごしたか)が重要だし、それをどう二学期以降の戦術とするのかが大事なんだと思います。
うちの息子ちゃんは、理科・社会の夏休み前の模試結果が思ったより良く、やっぱり目立つのが国語と算数の理解度の低さでした。
理科・社会の理解度はある程度あることが分かったのですが、いかんせん国語・算数の理解度の低さが「マジやばい」レベル・・・。中学受験なんてちゃんちゃらおかしいぜ!ってレベルなのです。
ということで、この夏休みは弱点克服を最大の目的とし、算数・国語のレベルアップを目的として過ごすことにしたのです。
とはいえ、算数・国語は塾のカリキュラムを中心としていました。なので算数・国語は塾の夏期講習のペースに任せたのですが、塾の宿題のボリュームがかなりあり、2教科だけでも手いっぱいの状態。
しかも受験の本番までまだまだ期間があると思っているのか、勉強漬けの夏休みには集中力も続かず、とても理科・社会の自己学習に回せる時間的な余裕はありませんでした。
親としてはバランスよく勉強させたいという気持ちがあるのですが、テストの配点の2/3は国語と算数のため、こちらの苦手克服が急務なのも事実。
ということで、賭けになってしまいますが、理科・社会は二学期以降に頑張ることにして、この夏休みは苦手克服を目標に過ごすことににしました。
塾との連携はとても大事だと感じる
算数・国語は塾にお任せしてペースを作ってもらっていましたが、理科・社会は自宅学習のみ。
塾としては国語・算数についてはペース配分などを考えてくれますが、理科・社会のペース配分など考慮しません。
何なら、夏休み明けに偏差値がグッと下って、塾に駆け込んで来て、4教科全てを塾にシフトさせたいかの思惑もあったのかな?と後で振り返るとそう感じることも。
だから、とても他の教科の勉強が出来ないくらいの宿題や課題が出ていたのかもしれません。
こちらとしてもお願いしていない教科についての相談は気が引けてできなかったってのも問題だったと思っています。
もっと遠慮なく塾と相談して、申し込んでいない理科・社会の進捗についても密に相談しておけばよかったのかもしれません。
塾としても、申し込んでいない教科とはいえ、志望校の受験教科になっていたら、合格者獲得のためには無視はできないはず。
理科・社会も通塾を勧められるかもしれないけど、そこは信念を持って目的達成を目指すべきでした。
素人考えでも失敗と思う夏休みだが
塾の夏期講習の算数・国語により、理科・社会を含めた全体感としては大失敗の夏休みを過ごしてしまい、9月の模試は散々たる結果となってしまいました。
あまり勉強できなかった理科・社会は一気に偏差値を下げ、国語・算数は現状維持って感じ。
息子ちゃんとしても得意と思いあまり勉強をしなかった理科・社会の落ちっぷりととても頑張ったと思っている算数・国語があまり伸びてこず、さすがに『ヤバイ』って思った様子。
でも、うちにとってはこの結果で良かったのかもしれないと思っています(当時はだいぶ焦りましたけどね〜)。
ということで、タイトルと真逆の結果ではありますが、二学期のレベルアップについては別途とします。
少なくとも中堅校であれば夏休みの過ごし方に成功しなくても冷静に子供と向き合い、相談・納得・信じさせることができれば、全然巻き返せるのでご安心を!
塾の夏期講習の影響により、塾の算数・国語の宿題の多さから、苦手単元はとことん苦手なまま。でも、夏休みが終わる頃にはハッキリと得意・不得意が明確になったのは良かった。
算数は歴算・比・図形が苦手。また、ニュートン算は壊滅的・・・。計算問題は単純なミスが多いままでした。
国語は、随筆の長文と文法と漢字が苦手のままでした。
ここで焦らず、得意・不得意を考えつつ、志望校の過去問を研究するのが親の役目です(本当は塾にも期待したいのですが)。
例えば、志望校の過去問を見ると算数にニュートン算が出たことがないなら、いっそ捨て単元とするのも大事。全てに抜けのないレペルまで持っていくのは時間的にも難しいですからね。
また、算数では計算問題が必ず5問出ており、配点比率も高めってことは、ここを落とすと合格は厳しい。
同様に国語は漢字の読み書きの配点比率が高めなので、ここは強化しなければって感じ。
案の定、計算問題と漢字の読み書きて、得点アップできたら模試の偏差値もグッと上がることが見えてきたので、対策を考えることにしました。
算数の計算問題も国語の漢字の読み書きも夏休みの夏期講習でも散々やりこんでいるのですが、中々結果が出てきません。
塾から出される計算問題も毎日結構な数の問題を解いていたのに中々結果が出てきません。
そこで計算問題に対する子供の取り組み方を何度も何度も見てみると計算問題で間違えるポイントが見えてきたのです。
うちの子の場合、計算や式を工夫するスキルもあることがわかってきたのです。
では十分解くことができるスキルがあるのに何故簡単な計算問題で失敗するのかというと、以下が見えてきたのです。
- 式を書かない
- 書いても転記ミスする
- 暗算で間違える
男の子だから?ってのかもしれませんよね。
字が汚いから自分で書いた字も違う字で読み間違えるし、途中式を書かないから間違いに気づけないし、間違えた字をいい加減に覚えて暗算するから失敗に気が付かないで間違える。
間違えるべきして、間違えてるわけなのです。
どんなに多くの問題を解いても、根本が解決しなければ絶対に克服できないと思うんです。
塾におまかせしていましたが、数こなす指導だけではダメだと感じ、出された宿題の3/5はやらない。その代わり、2/5を「丁寧」「ゆっくり」やることにしました。
そして、数字を書くときに1字づつ『止める』ことを意識させます。
慌てると数字の文字の最後が流れて、『6(ロク)』なのか『0(ゼロ)』なのか見分けがつかなくなったりするのです。
数字の最後を止めて書くだけで計算問題の正解率が格段に上がるわけなので、得点アップのためには数をこなすより、『丁寧にゆっくりと数字を止めて書く』ことを時間をかけて体に覚えさせるのが効果的でした。
塾でも同じ事を伝えるため『丁寧に式をかけ』と云いますが、子供には伝わってないようなので、そこは親がフォローしなきゃいけない点のかもしれません。
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